苦しまぎれに息をついてみて
空はひろすぎてどこへもいけない


ねえ、もどりたいね
絡めたゆびがほどけたのは
きっとそう遠くないころ
私がまだしあわせだったころ
ねえ、はなれたくないね


誰もいないよ
頭がいたい
ひび割れからは赤い血が流れるのだろうか
吐きそうな強いおもいに
飲み込まれてしまいそうだよ
みにくいわけではなくて
ただまっすぐすぎて
きみを思い出せない


止まれないみたいだ
ねえ
ねえ
だれか
きみが
私を


こわくて振り返れない
もう、進めなくなってしまうよ


願うのはあまりにもあっけないもので
あかを切望するの

まちがってる

だったら正しいみちをおしえて
きみがいなきゃ
 
全部ゆめなら
私はすぐにでもひきかえすのに