てのひらを重ねる
どこへいけばいいのかわからないね
指先はいつも冷たいから


なにかを無くしたような気がして
大事なはずだった
体温は伝わらない


ぜんぶが眠ったらぼくらも終わりがくるの
かじかんだ指先を食いちぎって
あかい頬を撫でて
生まれかわることってできるの
罰なんて無かったみたいに罪だけが重なっていくよう
ぼくらは今日も息をして


暗やみでさけぶよりこわいことがあるね
なにもない
繋いだはずの温度はなくて
ただ罪だけを増やしてく


ぼくらはなにも持ってない