動かないから冷たいんだよ
きみはそう云うとさびしそうにわらう
つめたい
なんてつめたいんだろう
せかいはいつも変わらない
ぼくたちを守ってはくれない
絵のような現実はきれいすぎて幻みたいだ
触れることができない
きみの存在も
ぼくの意味にも
泣いたあとは崩れたゆめを
あたたかさをちょうだい
えぐった傷をわすれたわけじゃないんだ
なにもなかったわけじゃない
少し流しすぎたみたいだね
ぼくらは、